雨の日におすすめ 横浜市こども植物園 温室 植物と触れ合う都会のオアシス
雨の日は、小さなお子様との外出先選びに頭を悩ませることが少なくありません。外で遊べないだけでなく、混雑しがちな定番の屋内施設では、ゆっくりと過ごすことが難しい場合もあります。しかし、都市部には、雨音を気にせず自然の息吹を感じられる、あまり知られていない「都会のオアシス」が存在します。今回は、神奈川県横浜市にある、お子様と一緒に楽しめる温室をご紹介します。
雨の日でも楽しめる、横浜市こども植物園の温室
横浜市こども植物園は、文字通り子供たちが植物に親しみ、学ぶことを目的とした植物園です。広大な敷地の中には多様なエリアがありますが、特に雨の日のお出かけ先としておすすめしたいのが、園内に設けられた温室です。
この温室は、熱帯・亜熱帯の植物を中心に、約200種類もの植物が展示されています。都市部にいながらにして、まるで南国に迷い込んだかのような緑豊かな空間が広がっています。一年を通して館内の温度と湿度が保たれており、肌寒い雨の日でも快適に過ごすことができます。建物の構造上、雨に濡れる心配が一切なく、天候を気にせずじっくりと植物を観察できる点が最大の魅力です。
子供連れに嬉しい配慮と展示
横浜市こども植物園の温室は、「こども」の名が示す通り、子供たちの目線に合わせた展示や工夫が随所に見られます。例えば、色鮮やかな花、ユニークな形の葉、食虫植物といった、子供たちの興味を引きやすい珍しい植物が多く展示されています。触ったり匂いを嗅いだりできるコーナー（※時期や植物による）もあり、五感を刺激しながら植物との触れ合いを楽しむことができます。
温室内の通路は比較的広く設計されており、大きな段差も少ないため、ベビーカーを利用しての移動もスムーズです。小さなお子様を連れていても、安心して館内を巡ることができます。
施設設備についても、子育て中の親御さんが安心して利用できるよう配慮されています。植物園の管理棟には、清潔な授乳室やおむつ交換台が完備されていますので、小さなお子様連れでも快適に過ごすことが可能です。温室内での飲食は基本的に禁止されていますが、園内には休憩できるベンチや、軽食や飲み物の自動販売機が設置されている場所もあります（温室から少し移動が必要な場合があります）。お弁当を持ち込んで、屋根のある休憩スペースで雨音を聞きながらピクニック気分を楽しむのも良いでしょう。
アクセスと基本情報
横浜市こども植物園は、最寄りの駅から少し距離があるため、「あまり知られていない」隠れたスポットと言えるかもしれません。公共交通機関を利用する場合、相鉄線「二俣川駅」またはJR横須賀線・湘南新宿ライン・市営地下鉄「東戸塚駅」からバスに乗車するのが便利です。二俣川駅からは、南口バス乗り場から相鉄バス（二01系統「東戸塚駅東口行」）に乗車し、「横浜市こども植物園」バス停で下車すると目の前です。東戸塚駅からは、東口バス乗り場から相鉄バス（二01系統「二俣川駅南口行」）に乗車し、同じく「横浜市こども植物園」バス停で下車します。バス停からは温室まで濡れることなく移動できます。
- 営業時間: 午前9時〜午後4時30分（入園は午後4時まで）
- 休園日: 毎週月曜日（祝日の場合は翌日）、年末年始
- 入園料: 無料
- 温室入場料: 無料
詳細な開園情報やイベントについては、事前に公式ウェブサイトをご確認ください。
まとめ
横浜市こども植物園の温室は、雨の日でも快適に、そして子供たちが楽しみながら植物に触れ合える貴重な場所です。色とりどりの花や珍しい植物は、子供たちの好奇心を刺激し、大人の目にも新鮮な発見をもたらしてくれます。ベビーカーでの移動のしやすさや、授乳室・おむつ交換台の完備など、子連れでの訪問をサポートする設備も整っています。次の雨の日は、定番のスポットから少し足を延ばして、横浜市こども植物園の温室を訪れてみてはいかがでしょうか。きっと、心安らぐ緑の空間で、素敵な時間を過ごすことができるはずです。