雨の日におすすめ 足立区都市農業公園 温室 身近な熱帯植物空間 知られざる都会のオアシス
雨の日、特に小さなお子様連れでの外出先探しは悩ましいものです。水族館や博物館といった定番の屋内施設も良いですが、たまには趣向を変えて、緑に囲まれた温室を訪れてみるのはいかがでしょうか。「知られざる都会のオアシス」では、このような雨の日におすすめの隠れたスポットをご紹介しています。
今回ご紹介するのは、東京都足立区にある足立区都市農業公園内の温室です。
足立区都市農業公園温室の概要
足立区都市農業公園は、農業体験などもできる広大な敷地を持つ公園ですが、園内には複数の温室があり、熱帯・亜熱帯の珍しい植物やハーブなどを通年で楽しむことができます。入園は無料で、気軽に立ち寄れるのが大きな魅力です。
温室は、第一温室と第二温室があり、それぞれ異なるテーマで植物が展示されています。第一温室では熱帯・亜熱帯の観葉植物や草花、第二温室では香り豊かなハーブ類を中心に展示されています。一年を通して緑が豊かで、特に冬場や雨の日でも快適に過ごすことができます。
雨の日でも楽しめる理由
都市農業公園内の温室は、建物の中に設置されているため、雨の日でも濡れることなく植物を観察することができます。公園入口から温室までは多少の屋外移動が必要ですが、温室の中に入ってしまえば、天候を気にせずゆっくりと時間を過ごせます。温室内は一定の温度と湿度に保たれており、まるで熱帯の森に迷い込んだかのような非日常感を味わうことができます。
子供連れでの訪問について
足立区都市農業公園は、お子様連れでの利用にも配慮された施設です。温室内はベビーカーでも比較的移動しやすい通路が確保されています。園内全体としてはバリアフリー園路も整備されており、移動の負担を軽減できます。
お子様が楽しめる点としては、珍しい熱帯植物の色や形を観察したり、ハーブの香りをかいだりといった五感を使った体験が挙げられます。季節によっては、様々な花が咲いていたり、実がなっていたりと、温室ならではの発見があります。
また、園内には管理棟やレストランなどに授乳室やおむつ交換台が設置されており、小さなお子様連れでも安心して利用できる環境が整っています。休憩スペースやレストラン「レストラン さくら」もあり、食事や休憩をとることも可能です。レストランではお子様メニューも提供されています。温室だけでなく、体験学習館など屋内の施設もあるため、雨の日でも飽きずに過ごすための選択肢が複数ある点も利点です。
アクセス・基本情報
足立区都市農業公園は、公共交通機関でのアクセスが便利です。東武スカイツリーラインの西新井駅または竹ノ塚駅からバスに乗車し、「都市農業公園」バス停で下車後、徒歩すぐです。駅から公園までのバス所要時間は西新井駅から約20分、竹ノ塚駅から約15分程度です。駐車場（有料）も完備されているため、車でのアクセスも可能です。
- 開園時間: 午前9時～午後5時（3月～10月）、午前9時～午後4時（11月～2月）
- 休園日: 年末年始（12月28日～1月4日）
- 入園料: 無料
- 温室開室時間: 公園閉園30分前まで
入園料が無料でありながら、熱帯植物やハーブに触れることができる温室は、非常に価値の高いスポットと言えるでしょう。
なぜ「あまり知られていない」のか
足立区都市農業公園は、地元の方々には広く知られていますが、都心からのアクセスにやや時間がかかることや、農業公園全体の中に温室があるという位置づけから、観光ガイドなどで大きく取り上げられる機会が少ないため、広域的にはまだ「知られざる」存在と言えます。しかし、その落ち着いた環境と充実した設備は、都会の喧騒を離れてリラックスしたい雨の日にぴったりの場所です。
まとめ
足立区都市農業公園の温室は、雨の日でも快適に過ごせる、身近でありながら非日常を感じられる緑の空間です。入園無料で、熱帯植物やハーブを間近で観察でき、子連れにも配慮された設備が整っています。定番の屋内施設とは一味違う、穏やかで知的な時間を過ごしたい時に、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。雨の日の新たな選択肢として、足立区都市農業公園温室はおすすめです。